2011年11月8日火曜日

東京アート研修 その七。

東京アート研修七日目。
まず、東京国立近代美術館!
まず企画展ギャラリーにて 「イケムラケイコ うつりゆくもの」展。
イケムラレイコ《黒に浮かぶ》1998-99年 豊田市美術館 撮影:林達雄

今週 23日(日)まで!
特設サイト「イケムラレイコ Side B」リンクはこちらから
絵画、彫刻、ドローイングと多岐にわたる彼女の作品の、約135点が展示されていました。
彼女の描く人物像は、淡く儚い印象。喪失感のようなものを受け取りながらも、
熱いメッセージが浮かび上がっているように見えました。
補色だろうが近似色だろうが優しくぶつかりあわない色彩の調和にみとれました。

ギャラリー4では「レオ・ルビンファイン 傷ついた街」展。
「傷ついた街」より Manila,2005,on Taft Avenue
All Images:(c) Leo Rubinfien / Courtesy of Robert Mann Gallery, New York and Taka Ishii Gallery, Tokyo.
アメリカ同時多発テロが人々の内面に残した「心理的な傷」を見つめるため、
彼は街を行きかう人々の顔を撮りました。
ストリートスナップの手法で撮られたこれらの写真は、
人々のわずか一瞬の表情をとらえます。
眉をひそめる瞬間、口を歪ませる瞬間、物憂げにうつむく瞬間。
彼らの表情に浮かぶ心理的な陰影に、メッセージを探ります。

所蔵品ギャラリーでは「近代日本の美術」展が。
近代日本の絵画と写真がずらり!
一番印象に残ったのは原田直次郎の「騎龍観音」。
油彩のもつ迫真的な表現を伝統的な日本画と融合させたこの作品は、
その生々しい表現から今にも動きだしそう。
森山大道の写真もあって感動したー。

休憩スペースからの景色はこんな感じ。ずっといれそう!
こんなもんもありました。
これ、鏡じゃなくてガラス挟んで向こう側にも同じ奴がいるんです。
なかなか不気味!

それから表参道へ!
まず、たまたま目に入ったGALLERY360°へ。
フランツエアハルド・ヴァルターの様々なプロジェクトの記録を展示してました。
 それからちょっと歩いてRAT HOLE GALLERYへ。
その名前の通りひっそりと地下にあって見つけにくかった。
 なんと荒木経惟の写真展がー!しかも超大量!なんとも贅沢な。

それからまた歩いて根津美術館へ。古美術専門の美術館。
 せっかく行ったのに入館料の高さにたじろぎ建築だけ見て通りすがりました。
大学生になってからケチさに度が増した。笑
今だったら絶対入ってたなー。
前よりだいぶ日本の古美術に興味を持つようになったので!
 入口に行くまでの通路。美しい。和の趣が響くー。
そしてすぐ近くには岡本太郎記念館!
太郎がアトリエ兼自宅としていた場所。
 入ってすぐのお庭から岡本ワールド炸裂。こいつかわいい。
 中に入ると、カラフルで奇抜な作品たちがずらり。
太郎の等身大人形も。
 アトリエ。整理されすぎていない生気を持った空間は、
太郎が制作している姿が目に見えるよう!
 庭には巨大なモニュメントから椅子、植木鉢まで。
 それからまた歩いてA to Z cafe。
大好きな奈良美智の作品がたくさん散らばっていました。
 こんな愛らしいテーブルも!
 フレッシュジュース頼みました。750円痛い出費…笑
3階にあるカフェなので景色も綺麗。
 休憩して、ぶらっと歩いていたらたまたま見つけたギャラリー、
「Pinpoint Gallery」。
 女の子だけの楽しみや、秘め事を作品にしたような印象!
ひとつひとつが可愛らしさといじらしさがこもっていたような。
 それから、青山の複合文化施設「spiral」へ!
 ギャラリースペース、カフェ、雑貨屋、CDショップなどなど。
ギャラリーペースはこんな感じ!
 自然光がふんだんに差し込んでいてなんとも開放的な空間!

そして地下鉄に乗り乃木坂へ。
建築・デザイン専門の「ギャラリー 間」!
チリの現代美術界を牽引する建築家、「アラヴェナ展」が行われていました。
 彼の様々なプロジェクトの実績から、
「そのプロジェクトで何が一番問われているか」を突き止めようとする
独自のデザイン・アプローチを見てとることができます。
 プロフェクト紹介が載った小さな紙が、風船に結びつけられて
ふわふわ浮かんどります。それはもうたくさん。
 野外バージョン。風船だけ浮かび上がり、紙は地面に。
彼のデザインした椅子「チェアレス」に座りこんで映像を見る
ビデオ・プレゼンテーションもありました。

そして渋谷へー!
住宅街にたたずむ渋谷区立松濤美術館に。
 「岡本信次郎展 空襲25時」が行われていました。
シャープな線で描かれる単純な形態と明るい色彩の大作がたくさん。
すさまじくかっこいい!
美術館の建築も特徴的でした。
吹き抜けが気持ちいい!
 そして近所の「ギャラリーTOM」へ。
ちょっとしか見れなかったけど、こじんまりとした雰囲気がなんともアットホーム。
そして渋谷・道玄坂にあるライブハウス、La.mamaにて
「チリヌルヲワカ」のライブを見てきました。
中学生の頃からだいっすきなGO!GO!7188のギターボーカルがやっているバンド。
生で見れて感動したー。ユウかわいすぎだー。
好きな曲ばかりで鳥肌立ちまくったー。しかも二列目だったー。
ていうか渋谷のライブハウスにいるなんて、なんかぞくぞくした!
普通に東京に住んでるみたい。そんな錯覚がこの頃から生まれてました。

渋谷駅までなかなかたどりつけず足ぼろっぼろになるまで歩いて帰宅。
ぐーっすり寝ました。

2011年10月20日木曜日

東京アート研修 その六。

東京、六日目。
このあたりから朝が辛く昼からの行動になります。
まず上野にある国立西洋美術館へ!

常設展だけ見てきました。
作品数は、やはり国立というだけあって充実していたし、なんといっても豪華。
下の写真は20世紀の絵画を集めた一室。

 ピカソだってブラックだってルオーだってレジェだってあるのです!

みんな大好きモネの作品もたくさん。「睡蓮」もありました。
一番気に入ったのはこの「ラ・ロシュ=ギュイヨンの道」。

私の一番好きな時間帯の光の具合が、
こんなに絵画で美しく表されているのは初めて見た。
真昼でもない、夕方でもない、
明るいけれどすっかり明るいわけではない、
どこか日没の哀愁を漂わせる時間帯。
ひとつひとつの筆跡がもう絶妙で、
そしてそれらの自由な筆の動きはこっちまで軽やかな気持ちになる。

それから気になったのが
ヴィルヘルム・ハンマースホイの「ピアノを弾く妻イーダのいる室内」。
私の勉強不足で名前を知らない画家だったのだけど、
気になって気になってじーっと見つめてました。
なんだかよくわからないけれど懐かしくもある。
いつか自分が経験したはずだけど忘れてしまった感情が湧きあがる感じ。
静的な雰囲気が漂っているけど、感じるのは虚無感とも違う。 
テーブルの上の空っぽのトレイ、
何が描かれているのか分からない版画。
沈黙した空気、不安定さ、だけど魅せられる神秘的な空間が描かれています。

次にラウル・デュフィの「モーツァルト」。
解放された色彩が好き。
それとこの作品は額縁との相性が凄く良いと思う。

美術館を出て、上野公園を通り抜け、
東京藝術大学へ。
 併設の美術館は閉館直後でぎりぎり見れんかった。ツイてない。
せっかくなので中をちらっと。

 憧れるよなーやっぱ。
ラグビー部もあるのね。
学内では日々どんなクリエイティブな世界が繰り広げられているのだろー。

それから銀座へ!
INAXギャラリー。
いくつかの展示が行われていました。

 ひとつは「愉快な家―西村伊作の建築」展。
閉館間際だったため早足で見てしまった。
写真も歩きながら撮ったからブレてる。笑

黒崎香織の「-SOMETHING TO SEE-」展。
重なる視点で目の行く先を混乱させるのが面白い。

三菱一号館美術館は現在休館中。
外観とショップだけでも、と思って訪れました。

 明治期の重厚な建築デザインにうっとり!

洋風ならではの雰囲気醸し出してるなー。

そんなこんなで
丸の内を椎名林檎の「丸の内サディスティック」を聴きながらぶらつき、
満足してマンションへ帰宅。
東京での一人生活にも慣れてきて、
缶チューハイを買ってひとり酒に耽ったり。笑
寂しさはもちろんあるけど、
憧れていた生活をほんのひとときでも
経験している自分に酔いしれていた感じ!

2011年10月12日水曜日

東京アート研修 その五。

五日目。
いざ原宿へ!
JR原宿駅を出て、まず竹下通りに圧巻!
人、人、人!そして服、服、服!
可愛い服がとっても安かった。そして黒人さんと韓国人が多かった。
700円の腕時計などゲット。一日中いれる楽しさ。
原宿通りまでくると、お店も落ち着いたものが増え、こんなかわゆいお店もありました。


そして原宿通りの細い路地を抜けると「デザイン・フェスタ・ギャラリー原宿」が。
中庭にカフェを挟んで、ギャラリー2館が隣接しており、たくさんのスペースがあります。
室内の壁は白で統一され、どのような展示にも合うシンプルな空間となっています。
 遊び心いっぱい、パンチのきいた外見。
 中での人々の交流がとても楽しげでした。
自分もこういう場所で展示して、隣のスペースの人と交流したり、
来場者と仲良くなったり、そういうのもやってみたいなあ。

併設のカフェでお昼ごはん。
そばめし、ボリュームたっぷりで500円。
 そして原宿でひたすら買い物!
もうこればっかりは耐えられなかった。笑
見て回らずにはいられなかった!
本当に可愛い服がたくさん。個性豊かな服もたくさん。

そしてやっと踏ん切りがついていざ新宿へ。
まず損保ジャパン東郷青児美術館!
「モーリス・ドニ―いのちの輝き、子どものいる風景―」。
19世紀末から20世紀前半にかけて活躍した、フランス象徴派を代表する画家です。
前衛芸術グループ「ナビ派」の主要メンバーであり、
平面や単純な形態を使ったその装飾的なスタイルは、
20世紀の絵画運動に少なからぬ影響を与えました。
本展示は家族・子どもを題材としたドニの作品に注目しています。
美術館からみた風景。ビルの42階にあります。
 ドニの作品はとにかく色彩が美しい。
パステル調の優しい色使いが、子どもの印象をより愛らしくあどけなくさせる。
日常のありふれた景色、しかしそのひとつひとつがとても幸せに満ちていて
絵に描きとめずにはいられない、そんなドニの心情が伝わるようでした。

そして新宿アイランドへ。
パブリックアートの宝庫!
かの有名な「LOVE」の彫刻。
 こんなものも。全部で10個近くあったように思います。
 このようなパブリックアートを横に、新宿の人々は何を思うのでしょうか。
初めは不審に思うのでしょうか、あるいは気にもとめないのでしょか。
でも、この作品があるとないじゃ街の景色はまったくもって変わってくる。
街に住む人の気持ちにも、どんなに微量であれ、影響を与えているはず。

そして四谷のアートコンプレックスセンターへ。
 この美しくも不気味な建物!
しかもちょうどシュールレアリスムの展示をやっていたので雰囲気抜群。
 なんじゃこりゃあー。
 展示がびっしり。版画の作品が多かった。
夜と建物と作品との兼ね合いで、どこぞのお化け屋敷に迷い込んだかのような感覚。
意識下の世界へ連れて行かれるまでの道程を表したようなスペース。
急いでいたのでじっくり見れなかったのが心残りです。
一番印象的だったのは、この建築をモチーフにした作品群。
 展示スペースは二階にもたくさんあり、どのスペースでも作品が沢山。
このあとダッシュで新宿駅へ、高校時代のバスケ部マネージャーの先輩とご飯!
三年ぶりくらいにお会いできて、本当に嬉しかった!!
夜の新宿はお若いのがたくさんでイケイケで怖かったです。
東京の学生気分を堪能しました。