2014年7月29日火曜日

タモリさんのユルい名言に痺れて。

私の大好きなタモリ語録のひとつ。
「人生とは後悔する為に過ごすものである」。
この言葉を今日、ふと久しぶりに目にして、どうしても書き留めておきたく、ブログを久々に書くに至りました。
この言葉で私の中に積もり積もった無念や悔しさや心苦しさが、少し救われたような気が、しないでもない。後悔ばかりの人生ですが、たぶんあの時その時異なる選択をしていても、結局別の後悔をしていると思う。
そうやって、後悔するのが当たり前って捉えると、どんな選択をするのも恐れないでいられるし、過去の後悔を理由に自分を責めなくて済む。
タモリさん、これだから大好きなんですよ。

また別の語録に、
「前を向いて歩いてたって、つまんないよ。後ろを振り返ったほうが『あれが楽しかった』って楽しいよ。」
っていうのがあって。辛い過去を反省したって暗い気持ちになるだけで正直何にもならないと思うけど、楽しい過去は、何度でも振り返ったって損にはならないはず。

というわけで。最近熊大時代を振り返ってセンチメンタルになることが心なしか増えてきた気がするので、今日は思う存分ここぞとばかりに振り返ってやろうと思う。

こんな状態なのはたぶん、先週末に久しぶりに大学を歩いたからだろうな。
ぴーーーーんときた思い出のある生協前。
自販機の横を通り過ぎた日陰に、いつも法学部の喫煙者が溜まってましたな。
人気の無い休日、ジュースを買ってぼけーとしたこともあるし、放課後に待ち合わせをしたことだって数え切れないし、たまたま会った友人と立ち話することも幾多もありました。

振り返ってみると特に、1限がまだあった頃が懐かしくて、恋しい。
8時ぎりぎり位に起きて、急いで洗濯物回して、適当にご飯食べて、チャリで5分くらいダッシュして、学科の皆がいる教室に駆け込んで。
昼は北食や、たまーにフォリコでランチして。入学したての頃はセンターサークルで食べることもあったな、大量の虫がうざったいのに。
授業の合間は食堂でアイスやお菓子を食べながら課題したり、とりとめもなく話したり。
3年生からは、授業も少なくなって、それまで仲良かった子達と研究室もばらばらになっちゃったし、ワイワイ食堂で話すような機会がグッと減って、凄く寂しい思いをしたのはどうやっても忘れられない。
結局は、研究室の子達との出会いもとてもとても大切なものになったけれど。

そして何よりサークルの思い出は語り尽くせない。
久しぶりにボックス前行きましたよ。あいかわらずきったない。きったない半壊のソファーも、消化器の上の時間割も、扉に貼られまくった謎のステッカーも、そのまま。
そして私がいつだか置き忘れていた、いきものがかりのスコアがきちんと棚にあって、心底喜んだ。しっかり持ち帰りました。

ここで深夜、22時を越えて灯りも消された真っ暗の中、お酒を片手に語ったこともあったな。2年生くらいまでは、暇さえあればここに来て、そしたら誰かしらいるから楽しく話して、練習中のバンドを覗いたり、時には居合わせたメンバーでちょっと出かけたりして。
本当に暇を極めていた時期は、ボックス前に居すぎて「ボックスの守護神」の肩書きをいただく寸前だった。気がする。いやいただいてたのか?はっきりとした記憶はない。
ここで楽しい思いも嫌な思いもいろっいろ経験しました。
最初、ほんっとに一番最初、ずらーーーーってサークルの新入生と先輩たちがここに集まった時に、この中の誰かと付き合うことになるんかなーーとか見渡しながら考えてたの思いだす。笑
生協の食堂前のベンチから。この風景も好きだった。
ひどいときはチャリがずらーーーって並ぶけど。お昼時はずらーーーって人であふれるけど。誰も聞いていない熊粋祭実行委員の演説はもうやってないだろうな。今は紫熊祭だし、メンバーの雰囲気もガラッと変わったし。
左手奥の自販機横ではまた、法学部生が煙草吸ってるんだよな。ガラ悪いな〜なんて1年生の初期思いながら見てたけど、結局その半数以上が友達になってる。笑

ほかにも数え切れない思い出が次々に頭に浮かび上がってくる。
稀に工学部棟に授業で行く時のワクワク感だったり、毎週心待ちにしていた月曜日の部会、この道を行けばあの人に会えるかな!と考えながら歩いた廊下(わりと乙女)、夜中に忍び込んだプール、空き時間を見計らってバスケした体育館、緊張しながらも演奏しきったホール、特等席を決めてた図書館、明かりがついてると喜んで扉を開けた芸術学研究室、よく感傷に浸りながら歩いてたグラウンド横の並木道…

あー熊大大好きだわ。今になってみれば。
どれだけ青春しとったんや。思い出補正はあるにしても、輝いとるわ。

つらつらと思い出を綴ってしまいましたが、今を楽しまないと、とも強く思います。せっかくまだ学生の時間をいただいていて、新たな仲間と新たな場所で新たな勉強をできているのだから、たった2年間といえど熊大4年分に負けないくらいの思い出をつくらねば。
といいつつ、その2年間もあと半年近くで終わりを迎えるわけですが。結局、中途半端に、どの風景も思い入れが無く卒業してしまいそうなんて正直な気持ちは抑えて、これからもっともっと、一日一日を大切に過ごしていきたいと思います(常套句…)

たぶん、居た時間は短くても、思い出深い出来事はなくても、結局は懐かしむ場所になるだろうから。