2011年9月16日金曜日

アートポリス!

わたくし、NO!!という雑誌で毎週インターンとして
取材の同行などに関わらせていただいているんですが
(夏休みはほとんど行けてない…)
来月号のアート特集の取材として、
熊本のアートポリスという県の事業でつくった
建築をめぐるツアーに行ってまいりました!
9月の2,3日の2日間にわたり熊本のあらゆる土地へ。

山鹿の熊本県立装飾古墳館。

上の二枚は総合体育館…だっけ。笑
三角港!!
新八代駅前のモニュメント!!

普段行けないようなところも沢山行けて楽しかった!
ひたすらドライブ!
やっぱり建築興味あるなあ。興奮する。

紺屋サマースクール。

今更ながらサマースクールについて。
東京から更新しております。

8月25日~28日の四日間、
福岡大名の紺屋2023というビルで
今年三度目となるサマースクールが開催されました。

全国各地から集まった30名の生徒たち。
主に大学3・4年生で、続いて院生、社会人、最年少で大学二年生。
東北からの人もいたし、関東・関西から来た人もたくさん。

紺屋2023とは雑居ビルで、それぞれの部屋に
あらゆる業種のディレクターが住んでいます。
建築、グラフィック、デザイン、アート、編集、ダンス…
サマースクール中は彼・彼女らが講師となってくださり、
それぞれの部屋で授業を受けます。
午後は主にグループワークの時間。
最初に振り分けられた5・6人組で
最終日の発表にむけて四日間必死に取り組みました。
今回のテーマは「まちのあそび」。
それぞれの知恵や価値観を出し切って、まとめあげ、
形にして、最後に大勢の方の前で発表しました。

最終日前日からほぼ徹夜、発表一時間前の様子。
みんな黙々と作業しました。
意見の相違があったり、なかなか進まなかったりと
苦難は少なからずありましたが、
みんなが納得いくまでとことん話し合って、理解し合い、
自分たちのなりの答えを発表しました。
厳しい意見ばかりだったし、
言われて当然のようなこともあったけど、
的確に反省点を教えてくださってとても勉強になりました。
一方温かい言葉をくださる講師の方もいましたし、
何よりグループ内で励まし合って、
頑張ったね、と言いあえたことが何より!
自分自身の反省点も沢山見つかりました。
いやー。ほんと私性格悪い。笑
もっと冷静に、相手第一で物事を考えるようにならなければ。
ガッと集中し過ぎて周りが見えなくなるんだよね。
周りのサポートなくてはどこまでも突っ走ってしまいそうだった。
グループの皆さん、本当にありがとう。
サマースクールで関わった方々も本当に感謝。
貴重な経験ができました!
最終日、発表も終わり、打ち上げの前の様子。
みなさんやりきった顔をしてらっしゃる。
とにかく屋上が綺麗でした。
UFO PARKINGって書いてた。
アーティストさんがつくったものらしいです。

写真撮ってないけど、講師の方のそれぞれの部屋も
とてもお洒落で。全面コンクリートなんだけど、
それを活かしたデザイン性のある部屋が多く
行ったことのない部屋に行くたびにわくわくしとりました。

普段はそれぞれ事務所として活用されていたり、
実際に住まれていたりするので
部屋に入ることのできる機会は
今回のサマースクールなどのイベントの際に限るので、
是非イベントに参加して楽しんでいただければ!

2011年9月6日火曜日

とりあえずインターンシップのことを。

紺屋サマースクール、
NO!!の取材の話や、
先日購入したカメラのこと、
ブログにあげたい話は山ほどなんだけれど
とりあえず昨日今日で行われた2dayインターンシップのことを!

福岡県東区に位置する印刷会社ゼネラルアサヒに行きました。
何気にかなり強い会社みたいですね。ばりばり黒字。
まず応募する時点で魅力的に思ったのは、
ただの印刷会社ではない!ってところ。
広告代理店のような業務もアリ、Web制作や映像制作も行っており、
CG技術は大手に匹敵するようなもの。
DMに関してはお客さまの手元に届くまでを管理している。
社風はとても自由で社員は工場勤務以外私服、
忘年会にむけて日常業務より映画の制作を優先させるような
とにかくちょっと面白い事が好きな会社!
私の好奇心旺盛・興味散漫な性格に合ってるのでは?!
と思いES書いて送りつけました。

4倍の中から選ばれたようで!
でも基準がESの内容じゃなくて写真だったそうw
それはどーなんだ。まあいいか。

1日目は午前中は社内・工場見学、
会社の制作したものやさっき言った忘年会の映画wを
見せていただいたり、色々業務について質問させていただいたり。
午後はカタログの制作をしている方のお話を聞いて、
その商品の撮影現場を見せていただいて終了。

2日目は午前はチラシの原稿チェック、
社員さんに会社のことや就活のことでお話伺ったりして、
午後はお客様の会社に向い実際に会議に参加。
ゆるい会議だったし2時間半も座りっぱなしとなると、
案の定何回も寝そうになった。馬鹿か私は。
でもこれは中学から変わらない。仕方ない。仕事できるのか。
そして締めに採用担当の方に色々質問して終了。

自分なりに積極的に動けたかなあと思うけど、まだまだ全然。
他に4人もいたから、どうしても他のメンバーを気にして
目立つ行動をとれなかった自分のチキンさが悔しい!
もっともっと前に出れば良かった!
って最後の最後に強く思ったから
採用担当の方にはぐいぐい行った(笑)
名刺もぬかりなくゲット!私だけー!

他の4人は同い年で、なかなか個性も強く面白い方々でした。
二日間じゃそこまで深くみんなのこと知ることができなかったけど、
アドレスも交換したしみんなゼネラルアサヒ受けそうだったし
またどこかで会えたらいいな!

印刷・広告の仕事内容がよく分かったいい機会になった。
イメージ通りなんてわけにはやはりいかなかったけれど、
それを理解した上でもっかい考えてみよう。
私はその世界で何がしたいのか。
そもそも何をしたい気持ちが一番強いのか。
センスあるものに触れながら働きたいのか、
なんでもいいからなにかを作り上げたいのか。
なんにせよ、
クリエイティブな仕事がしたいと思う、
これって笑われるようなこと?


とりあえず今からお礼状を書く!

熊本県立美術館実習。

久々の更新です!
ずっとバタバタしてました。
とりあえずもうだいぶ過去になってしまった話を
さかのぼって書いていきます。

集中講義が終わった翌日、河原町アートの日があり、
私の今年のお盆は15,16日だけだったのですが
まあ久々にゆるりと楽しく過ごせたと思います。
そんで17日からはいよいよ、学芸員資格取得過程の
博物館実習が熊本県立美術館にてスタート!!
本当は現代美術館に行きたかったなんてことはもう忘れます。
現美だったら日程の関係で紺屋サマースクール行けてないし、
なんだかんだいいめぐり合いだったのでしょう・・!
こういうのって、本当に「縁」って言葉を生々しく感じる。

で、まあ初日は集合時間ギリギリに駆け込む。
熊大の4人以外はみんな年上で、計14名の実習生。
自分だけヒラヒラのスカート履いていることに恥を覚える。
髪も黒色にしている人がほとんどで茶髪であることに申し訳なさを感じる。
そんなスタートでした。

まとめていうと、楽しかった!!!w
最終的に実習生みんなと仲良くなれました。
何より美術に対して志の高い人たちばかりで刺激になった!
学芸員さんたちも皆さん優しく、丁寧に教えて下さり、ユーモアも交えつつ、
常に私たちを楽しませてくれようと心掛けてくれていました。
こういう出会いは本当に嬉しい。

実習内容は、
絵画・版画・屏風や掛け軸・工芸品の取り扱い、調査法を学んだり
美術教育・美術普及活動に関しての講義を受けたり、
実際に「子ども美術館」という活動に参加して
子どもたちと一緒に絵を描いたり。
最終日には14名それぞれが、県立美術館所蔵作品の中から
自分なりに作品をセレクトし、展示を企画しました。

私が企画したのはこれ。



熊本にきて海を見る機会が極端に減り、海を恋しいと思う気持ちから派生し、
私のように海を見たくてもなかなか遠出できないような人たちのために
海を楽しんでもらえるような展示を考えました。
海そのものの風景だけでなく、海をふと恋しく想うような風景、
例えば都会の喧騒の中や青い空から海を連想した時、
そうした風景画も展示し、またその次に、
海へ行くまでの道のり、例えば海が見えそうで見えない風景、
海辺の街、海へ続く道を描いた風景画を展示することで
実際に海へと向かっているような感覚を味わせることを目的としました。
最終的には海を描いた作品をたくさん飾り、
思う存分海を堪能してもらえればと!何回海って書いたやろ!
インスタレーションも兼ねて、地面は畳にして
扇風機を置いたり蚊取り線香置いたりしても面白そう!
まああくまで企画で終わりなので、実現は厳しいでしょう。

チラシづくりも頑張ったー。
誰よりも早く終わってたぜ!
だから余った時間でひとりで
「スタジオジブリレイアウト展」内を巡回しておりました。
宮崎駿すごい。めちゃくちゃ上手い。綺麗。
風景画として見てしまった。美しい。そんでなんか優しい。

そんなわけで先日実習ノートと課題を提出するべく
久しぶりに県立美術館に行ってまいりました。
皆さん笑顔で迎えてくれて凄くうれしかった。
覚えててくれてるもんだね。いや、実習生ナンバーが1番だからか?
理由はなんだっていいのだけど嬉しい嬉しい。

とても実りある6日間でした。
好きなことを勉強できるのって心がびっしり満たされてる気分になる。
学芸員なりたい。本当になりたい。