2016年12月29日木曜日

SMAP解散に寄せて

2年以上空けての投稿になります。
自分の気持ちをどこかに、綴らずにはいられず。
気持ちの整理は未だつかないけれど、
現実は確かに迫り来るわけで、
自分のこのもやっとした、喉につっかえるような、
雪だるま状にふくれてきたであろうやり場の無い感情を一度吐き出します。




あのころの未来に僕らは立っているのかなあ・・
全てが思うほどうまくはいかないみたいだ


きっとこの先も、何度も何度も反芻して、
過去を振り返るときも今を客観視するときも
頭に流れるSMAPの楽曲の数々。

5年数ヶ月前までは、私にとって、こんなに影響力をもってはいなかった。
神田駅から徒歩7分くらいの距離にある、
ウィークリーマンションの一室で。
初めての東京一人旅行、心細さに押し潰されそうになっていた時。
お風呂に入ろうとした土曜の夜、
スマステから流れ出したSMAPのメドレー。
20周年を記念した過去映像放出の特集だった。電撃が走った。
あれ、この曲も改めて聴くと歌詞もメロディーもいい、
この曲なんて皆眩しいくらいに、麗しいくらいに格好いい、
なんだろう、すごくエネルギーが湧いてくる。
メンバーの中でもこれまであまり目にしなかった森くんの姿が印象に残ったりなんかして。

次の日、渋谷だったかな・・ブックオフに駆け込んでベスト盤を購入。
東京滞在中、ずっとずっと聴いていた。
それからは過去の動画を漁って、
写真集を借りたり写真を集めたりして、
音楽にもどんどん詳しくなって。
この5年間、一度も飽きることなく、ずっとSMAPの音楽に背中を押されてきた。
なんだろう、歌が下手とかアイドルって歳じゃないとか、
批判的な意見も笑えちゃうくらい、SMAPって絶対的な存在で、
そんなアイドルが世間で絶大な影響力をもっているっていう事実が
どれだけの人の価値観や芸能界への印象を変えていったんだろうって想像力の範疇を超える。

とにかく、
自分の夢を、進むべき道を、迷っては一歩一歩挑戦を重ねながら、
これでいいんだよね、いいだろうか、きっと大丈夫だ、と確認をしていた
不安定な時期の私が、SMAPを再認識して、好きになれたことは
人生において存在感の大きな出来事だった。



だから、
東京の、
都会的な、
煌びやかな景色と、
カリスマをもった彼らの活動と楽曲は、
私の夢に邁進するイメージと、切っても切れない関係にある。



冬の表参道、イルミネーションの光に立ち止まって流れるのは夜空ノムコウ、
朝の通勤途中、冴えない表情の自分をガラス越しに見てしまった時に
聴きたくなるのはがんばりましょう、
仕事でミスをして自信を失っている時に聴きたくなるのは俺たちには明日がある、
退勤後アドレナリンが収まらない状況で人ゴミに揉まれながら
なんだか”仕事を終えた自分”に酔いたい時にはたぶんオーライやLet It Be、Peace!、
華金の夜に街に繰り出す時にはSHAKE、たいせつ、
恋愛で気持ちが温かくなっている時にはしようよ、
夜の都会の街並を眺めながら時間の流れと分断されたような気持ちの時にはどんないいこと・・・



挙げたらキリがないんだけれど。


そしてこれはきっと、これからずっと、変わらない。
いつか東京の街を離れたとしても、
自分の働いた道程と、このイメージは、切り離せない。

誰にも分かってもらえなくてもいい、
自分の中でこれだけ大切な存在ってこと、
解散しようが、もう過去の映像と音楽でしか5人揃っている姿を見れなかろうが、
簡単に取って代わる存在なんているわけないから。

そういう形で、私なりの形で、ずっとずっと大好きです。
SMAPという存在が、音楽が、パフォーマンスが、一人一人のアイデンティティが。




復活を期待しないわけなんてない。
世間から見てどんなにかっこわるくても、
バッシングを受けても、
どんな形であれ復活してくれるならなんだっていい。

生まれてからの25年間、
SMAPがいなかった時間なんてひとときも無いんだよ。
何年だって待つから、いつかきっと。