2011年8月15日月曜日

河原町アートの日。

8月14日は毎月第二日曜日に開催している河原町アートの日。
今回は河原町アワード文化市場、
大巻伸嗣さんのワークショップ、
そしえ夜の展覧会と充実したラインナップでした。

大巻さんWSの様子。
河原町の電停に現代アートのモニュメントをつくることを想定し、
「家」をテーマにそれぞれ制作に取り組みました。
ダンボールで大胆に構成していく人、
色とりどりに可愛らしく丁寧につくっていく人、
とりあえず何も考えず組み立てて行く人。
制作は3時間以上にも及びました。
私の作品はこんなの。

色の使い方を褒めていただいたよ。うは!
でも「家族」って概念を壮大に、ひねりを加えて表現したら
もっと説明臭くならなくていいって。参考にします!

夜の展覧会の様子。

プロジェクターでシャッターに映像を写したり、ネオンアートを展示したり。
雨でお客さんが少なかったのはとても残念だったけど、
いつもと違う河原町を堪能できました。

現在、河原町文化開発研究所、AAF事務局長:黒田さんの経営する
ギャラリーADOにて写真展が開催されています。

やっぱ写真撮りたいなー。

あさってからいよいよ熊本県立美術館での実習です。
18日には熊本のアーティスト集団「アート食堂三号線」の久々の活動。
東京のアート研修計画をしないとな。
うちの厳格な父にプレゼンして許しを乞うのです!


集中講義。

先日、8月10~13日は大学の集中講義でした。
お盆まっただ中やないか。
今年は熊本でお盆を過ごします。

「現代写真入門」ということで、
写真研究者、同志社大学教授、清水穣さんが講師でした。
11日には清水さん、熊大教授、写真部、
芸術学研究室の数名とお酒も飲みました。
写真部の方々は写真を持ち込んで
清水さんに批評してもらっていて、
私にはそれらの写真はどれも素敵にうつるのだけど
清水さんはズバズバと斬ってゆき、その様子がなんというか
さすがだなーと思いました。

写真にはずっと前から興味がありました。
小学生の時にチェキを買ってもらって、
身の回りの小物だとか風景だとかをやたらと撮りまくって。
学芸員資格の授業で、中型カメラの扱い方を教わったこともありましたが
普段デジカメや携帯のカメラ以外扱う事はなく、
ずっとずっと一眼レフやらフィルムカメラやらが欲しいと願っております。
写真を見るのも大好きでした。
最近で言うと「ジョゼと虎と魚たち」に出てくるスチール写真、
佐内正文さんの作品が気になります。
大好きなくるりのジャケットも手掛けているとは!
でも写真についての知識なんて全然なくて。
今回の講義はとってもいい機会になりました。

写真論概説と表し、写真の歴史とともに
様々な写真家の作品やその考えを教わりました。
写真の「あるがまま主義」「裸のディスクール」なんて全く知らなかった。
あるがまま、リアルな世界を撮ろうとする流れがそんなに根付いていたなんて…
ただ撮りたいものを撮ってるのかと思ってたなんて言ったら失礼だけど。
写真を眺めるにおいて今までただ構図だとか
色の使い方だとか被写体についてだとかしか考えてなくて、
写真家が写真をどうとらえているかなんて考えもしなかった。
講義の中で紹介された写真家の中で一番気になったのは
ウィリアム・エグルストン。
ありのままの世界を写し出す、という写真の在り方が主流だった
当時の写真界において、色は主観がまとわりついてしまうから
カラー写真は受容されにくかったようだけど、
やっぱカラーあったほうがきれいやん。て単純に思った。
この日に焼けたような、褪せた鈍い色彩。




あああああ綺麗。写真集買おうかな。

カルチエ=ブレッソンの完璧な絵画的構図にも魅かれました。

これどーいうこと!
この瞬間もだけど、足の歩幅とか、絶妙すぎる。

最後のテストは超絶難しくて単位の危機なんですが、
総括すると久々にとても面白い授業を受けることが出来ました!!

カメラ欲しい。切実に。何買おう。

2011年8月8日月曜日

海、海、海!

アート系のこと以外はあまり書かないどこーかと思ってましたが
書きたくなったから書く。どうでもええっ!

昨日は福岡行きました。まあ、二日ぶりくらい。笑
でも熊本から車で行くなんて家族以外じゃ初めてでおもっきりわくわく。
この日のためにプレイリストをCDに焼いて。
目的地はマリノアシティ、セール第二弾へ!!


BEAMSのシャツを購入!5千円は私にしてはなかなか高価!
大事に着よう。たくさん着まわそう。
それからは私の出身高校や中学をまわって、
何年も前から、今もなお何十回と見に行く近所の海へ。
この後の夕日の沈んでいく様子が綺麗すぎて。

それから志賀島をちょいとまわっていたら、
今年初の打ち上げ花火が小さいながらにはっきりと見えました。
そして、長い帰路を辿ります。
小旅行のようなもんですね。
楽しかったなー。ほんとに。
こんな日が沢山あればいいね。
でも沢山はできないから大切に思えるのか。

まーそんな感じで夏休みいいスタートきってます!
来週からは集中講義も始まるぞー
その前にレポート片づけるぞー!!!

河原町レクチャーvol.4

今日は河原町AAFのプロジェクト、
レクチャーシリーズの第4弾でした。
水戸芸術館のキュレーターである
高橋瑞木さんをお迎えして、
ご自身の活動や震災の影響、
アートへの想いなどを語っていただきました。

河原町に関する詳細はこちら!↓
http://www.kawaramachi.net/

水戸芸術館は茨城県に位置しており、
人口はなんと熊本の3分の1。
来館者は茨城県民が3分の2、
東京含め県外からが3分の1だそうで。
東京に隣接しているからといって
東京からの来客が多いわけではないのですね。
地元のファンをつくるのが根強い集客に繋がるのでしょう。
水戸芸術館は日本で二番目にできた現代美術館で、
一番最初は広島だそうです。東京かと思ってました。
館長は有名な音楽家の方だとか。
過去の展覧会の紹介や、アートプロジェクトの様子など
動画をまじえて分かりやすく説明して下さいました。
一番気になったのは、ヨーゼフ・ボイスが
日本に来日した8日間を題材とした企画展。
ヨーゼフ・ボイスは「社会彫刻」を訴えたことで有名です。
私の研究テーマ、パブリックアートについて何かヒントを得られそう。
これをきっかけに詳しく調べてみようと思います。
それから建築界のビートルズといわれる
6人の建築家グループ、ARCHIGRAMについて。
なにもかもが斬新で衝撃を受けました。
こうやって挙げると私はほんと建築が好きだな。

私はレクチャーシリーズの担当なので
参加費を徴収したり飲み物や椅子を準備したり
バタバタしてて聞き逃したところもあるのが惜しいのですが、
またひとつ知識やきっかけを得ることができました。

レクチャーが終わってからは、レストランで交流会。
特別ゲスト、坂口恭平さんもご一緒に。
震災前まで東京に住まれていましたが、震災後熊本へ移住、
ゼロセンターという芸術活動拠点を設立し
熊本へ被災者の移住をすすめ新しいやり方を立ち上げています。
坂口さんと高橋さんの議論がとても興味深くてずっと聞き入ってました。
そして自分の無知さをしみじみと感じる。
今の学生が腑抜けてると言われても仕方ない。
お二人の会話はとても建設的で、
テンポよく的を得たご自身の意見や疑問がでてくるので
頭の回転が速いのだなあと尊敬の念を抱きながら、
自分だったらどう考えるだろうと必死に頭を巡らせてました。
もっともっと考えが必要だ。

今日はそんな日でした。
芸術活動をする大人の方々とお話しするのは
自分を磨いたような感覚を得られます。
そこから何を見つけるかが大事なのだけど。

河原町の次の活動は一週間後のアートの日!
がんばるぞー。