2011年9月6日火曜日

熊本県立美術館実習。

久々の更新です!
ずっとバタバタしてました。
とりあえずもうだいぶ過去になってしまった話を
さかのぼって書いていきます。

集中講義が終わった翌日、河原町アートの日があり、
私の今年のお盆は15,16日だけだったのですが
まあ久々にゆるりと楽しく過ごせたと思います。
そんで17日からはいよいよ、学芸員資格取得過程の
博物館実習が熊本県立美術館にてスタート!!
本当は現代美術館に行きたかったなんてことはもう忘れます。
現美だったら日程の関係で紺屋サマースクール行けてないし、
なんだかんだいいめぐり合いだったのでしょう・・!
こういうのって、本当に「縁」って言葉を生々しく感じる。

で、まあ初日は集合時間ギリギリに駆け込む。
熊大の4人以外はみんな年上で、計14名の実習生。
自分だけヒラヒラのスカート履いていることに恥を覚える。
髪も黒色にしている人がほとんどで茶髪であることに申し訳なさを感じる。
そんなスタートでした。

まとめていうと、楽しかった!!!w
最終的に実習生みんなと仲良くなれました。
何より美術に対して志の高い人たちばかりで刺激になった!
学芸員さんたちも皆さん優しく、丁寧に教えて下さり、ユーモアも交えつつ、
常に私たちを楽しませてくれようと心掛けてくれていました。
こういう出会いは本当に嬉しい。

実習内容は、
絵画・版画・屏風や掛け軸・工芸品の取り扱い、調査法を学んだり
美術教育・美術普及活動に関しての講義を受けたり、
実際に「子ども美術館」という活動に参加して
子どもたちと一緒に絵を描いたり。
最終日には14名それぞれが、県立美術館所蔵作品の中から
自分なりに作品をセレクトし、展示を企画しました。

私が企画したのはこれ。



熊本にきて海を見る機会が極端に減り、海を恋しいと思う気持ちから派生し、
私のように海を見たくてもなかなか遠出できないような人たちのために
海を楽しんでもらえるような展示を考えました。
海そのものの風景だけでなく、海をふと恋しく想うような風景、
例えば都会の喧騒の中や青い空から海を連想した時、
そうした風景画も展示し、またその次に、
海へ行くまでの道のり、例えば海が見えそうで見えない風景、
海辺の街、海へ続く道を描いた風景画を展示することで
実際に海へと向かっているような感覚を味わせることを目的としました。
最終的には海を描いた作品をたくさん飾り、
思う存分海を堪能してもらえればと!何回海って書いたやろ!
インスタレーションも兼ねて、地面は畳にして
扇風機を置いたり蚊取り線香置いたりしても面白そう!
まああくまで企画で終わりなので、実現は厳しいでしょう。

チラシづくりも頑張ったー。
誰よりも早く終わってたぜ!
だから余った時間でひとりで
「スタジオジブリレイアウト展」内を巡回しておりました。
宮崎駿すごい。めちゃくちゃ上手い。綺麗。
風景画として見てしまった。美しい。そんでなんか優しい。

そんなわけで先日実習ノートと課題を提出するべく
久しぶりに県立美術館に行ってまいりました。
皆さん笑顔で迎えてくれて凄くうれしかった。
覚えててくれてるもんだね。いや、実習生ナンバーが1番だからか?
理由はなんだっていいのだけど嬉しい嬉しい。

とても実りある6日間でした。
好きなことを勉強できるのって心がびっしり満たされてる気分になる。
学芸員なりたい。本当になりたい。

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