2011年8月8日月曜日

河原町レクチャーvol.4

今日は河原町AAFのプロジェクト、
レクチャーシリーズの第4弾でした。
水戸芸術館のキュレーターである
高橋瑞木さんをお迎えして、
ご自身の活動や震災の影響、
アートへの想いなどを語っていただきました。

河原町に関する詳細はこちら!↓
http://www.kawaramachi.net/

水戸芸術館は茨城県に位置しており、
人口はなんと熊本の3分の1。
来館者は茨城県民が3分の2、
東京含め県外からが3分の1だそうで。
東京に隣接しているからといって
東京からの来客が多いわけではないのですね。
地元のファンをつくるのが根強い集客に繋がるのでしょう。
水戸芸術館は日本で二番目にできた現代美術館で、
一番最初は広島だそうです。東京かと思ってました。
館長は有名な音楽家の方だとか。
過去の展覧会の紹介や、アートプロジェクトの様子など
動画をまじえて分かりやすく説明して下さいました。
一番気になったのは、ヨーゼフ・ボイスが
日本に来日した8日間を題材とした企画展。
ヨーゼフ・ボイスは「社会彫刻」を訴えたことで有名です。
私の研究テーマ、パブリックアートについて何かヒントを得られそう。
これをきっかけに詳しく調べてみようと思います。
それから建築界のビートルズといわれる
6人の建築家グループ、ARCHIGRAMについて。
なにもかもが斬新で衝撃を受けました。
こうやって挙げると私はほんと建築が好きだな。

私はレクチャーシリーズの担当なので
参加費を徴収したり飲み物や椅子を準備したり
バタバタしてて聞き逃したところもあるのが惜しいのですが、
またひとつ知識やきっかけを得ることができました。

レクチャーが終わってからは、レストランで交流会。
特別ゲスト、坂口恭平さんもご一緒に。
震災前まで東京に住まれていましたが、震災後熊本へ移住、
ゼロセンターという芸術活動拠点を設立し
熊本へ被災者の移住をすすめ新しいやり方を立ち上げています。
坂口さんと高橋さんの議論がとても興味深くてずっと聞き入ってました。
そして自分の無知さをしみじみと感じる。
今の学生が腑抜けてると言われても仕方ない。
お二人の会話はとても建設的で、
テンポよく的を得たご自身の意見や疑問がでてくるので
頭の回転が速いのだなあと尊敬の念を抱きながら、
自分だったらどう考えるだろうと必死に頭を巡らせてました。
もっともっと考えが必要だ。

今日はそんな日でした。
芸術活動をする大人の方々とお話しするのは
自分を磨いたような感覚を得られます。
そこから何を見つけるかが大事なのだけど。

河原町の次の活動は一週間後のアートの日!
がんばるぞー。

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