2011年8月15日月曜日

集中講義。

先日、8月10~13日は大学の集中講義でした。
お盆まっただ中やないか。
今年は熊本でお盆を過ごします。

「現代写真入門」ということで、
写真研究者、同志社大学教授、清水穣さんが講師でした。
11日には清水さん、熊大教授、写真部、
芸術学研究室の数名とお酒も飲みました。
写真部の方々は写真を持ち込んで
清水さんに批評してもらっていて、
私にはそれらの写真はどれも素敵にうつるのだけど
清水さんはズバズバと斬ってゆき、その様子がなんというか
さすがだなーと思いました。

写真にはずっと前から興味がありました。
小学生の時にチェキを買ってもらって、
身の回りの小物だとか風景だとかをやたらと撮りまくって。
学芸員資格の授業で、中型カメラの扱い方を教わったこともありましたが
普段デジカメや携帯のカメラ以外扱う事はなく、
ずっとずっと一眼レフやらフィルムカメラやらが欲しいと願っております。
写真を見るのも大好きでした。
最近で言うと「ジョゼと虎と魚たち」に出てくるスチール写真、
佐内正文さんの作品が気になります。
大好きなくるりのジャケットも手掛けているとは!
でも写真についての知識なんて全然なくて。
今回の講義はとってもいい機会になりました。

写真論概説と表し、写真の歴史とともに
様々な写真家の作品やその考えを教わりました。
写真の「あるがまま主義」「裸のディスクール」なんて全く知らなかった。
あるがまま、リアルな世界を撮ろうとする流れがそんなに根付いていたなんて…
ただ撮りたいものを撮ってるのかと思ってたなんて言ったら失礼だけど。
写真を眺めるにおいて今までただ構図だとか
色の使い方だとか被写体についてだとかしか考えてなくて、
写真家が写真をどうとらえているかなんて考えもしなかった。
講義の中で紹介された写真家の中で一番気になったのは
ウィリアム・エグルストン。
ありのままの世界を写し出す、という写真の在り方が主流だった
当時の写真界において、色は主観がまとわりついてしまうから
カラー写真は受容されにくかったようだけど、
やっぱカラーあったほうがきれいやん。て単純に思った。
この日に焼けたような、褪せた鈍い色彩。




あああああ綺麗。写真集買おうかな。

カルチエ=ブレッソンの完璧な絵画的構図にも魅かれました。

これどーいうこと!
この瞬間もだけど、足の歩幅とか、絶妙すぎる。

最後のテストは超絶難しくて単位の危機なんですが、
総括すると久々にとても面白い授業を受けることが出来ました!!

カメラ欲しい。切実に。何買おう。

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