2011年10月8日土曜日

東京アート研修 その二。

二日目。
六本木をひたすら探索!
いざ六本木ヒルズへ!
 かの有名な蜘蛛さん。
 森美術館はこの日展示準備期間だったので(後日この展示も見に行きました)
アクアリウムという水族館と展望台をみてきました。
やっぱ森ビルは違う!水族館がただの水族館じゃない!

 展望台では東京タワーを中心に、東京すべてを見渡せるような勢いの見晴らし。
なんとこの東京旅行のために買ったフィルムカメラが突然ぶっ壊れ、
フィルムカメラのレンズ越しにデジカメでうつした写真。
こんなふうに出来上がるのね…素晴らしい。
 それからちょっと歩いてギャラリー「OTA FINE ARTS」へ。
半田真規の「六本木モスク」という名の展覧会。


 なんとも綺麗な透き通った造形物が。
姉に「これ何?」と聴かれても「なんか綺麗なやつ」としか言えなかった。
作者の意図を聞きたい。
ということで調べてみた。

OTA FINE ARTSのサイトから以下引用。

半田真規は出会った風景や物事を契機として、そこに自らの感覚を開き、時に支離滅裂で流動的な世界を作品化します。本展では、半田がかつて海老名あるいは代々木上原のモスクで見た<150面体>を、欧州で探し、アンダルシアでそのシルエットを集め、六本木で再構築を試み、天井高ぎりぎりの高さの構造物を中心とした回廊的インスタレーションを展開します。

今回の展示の中心要素<150面体>は、イスラム教徒にもあまり広くは認知されていないイスラム教のシンボルのひとつであり、通常、各面にアッラーの99の美名が書かれます。世界各地に数多あるイスラム圏の都市、そこで日々繰り返される信仰と日常の営みを、半田は「言い表せない大きな枠と幾重にも重なるレイヤー」と感じ、さらに「どんなものも表面の表面までは説明できない、物事や宇宙は人の気を知らない。」と語ります。イスラム世界にとどまらない地球儀的世界図としての<150面体>を、直径、高さともに3m程度の真鍮とガラスで構成、コールタール、バターミルクで彩色し、これに付随した真鍮やタイルで構成した作品とあわせて「六本木モスク」と題したインスタレーションとして提示します。


そういうことか。こんな発想力をもちたい。
そして隣に位置するギャラリー「WAKO WORKS OF ART」にてフィオナ・タンの個展。
 大型のビデオ・インスタレーションが。
左右の枠から流れて行く映像。若い女性と老婆。
流れて行く時間とゆっくり動く彼女たちとその身の回りのもの。
同じ時空を撮っているようで、多少のズレがある。
時間、記憶、物語性、その関係性の探究を作者は目指したそう。
こんな感じで母姉も鑑賞に浸っておりました。
そして六本木をひたすら歩きます。
六本木にはパブリックアートが沢山あります。
全部はまわりきれなかったけれど、可能な限り見て回りました。
その一例。なじんでいる。非常になじんでおる。 

そしてやはりとにかくビルが綺麗。
ビルのガラスにうつる空がこれまた美しい。都会ならではの風景。

 21_21DESIGHN SIGHT。閉まってた。うぐぬ
 国立新美術館。二科展をやっていましたが母も姉も私も疲労がピークだったので
ショップでお買い物して退散。建築がひときわ目につく。

姉は友人と遊びに渋谷に行き、私と母は外苑前駅へ。
青山の上品な街並みを歩いていき、ワタリウム美術館へ到着。
「草間彌生展」が行われていました。
日本を代表する現代アーティストであり、
多くのポップアーティスト、ミニマルアーティスト、パフォーミングアーティスたちに
大きな影響を与えた彼女の作品を、
彼女自身のテキストなどとともに見ることが出来ました。
彼女の存在は知りつつも、作品を間近に見たこともなく、
彼女がどういう思想を持ってどういう活動をしてきたか
全く知らなかったので、とてもいい機会になりました。

それから恵比寿へ向かい、NADiFというアート関連の本屋さんへ。
 地下で展示もやってました。
壁に飾られているのが作品で、下に配置されているのがそのモチーフ。すごい。
母とふたりでお酒をたしなみ、将来についての悩みをたくさん聞いてもらい、
そして神田へ帰宅。優しく、理解があって、でも言う事はちゃんと言ってくれて、
なにより私をどこまでも応援してくれてる、母で良かったと思います。
母に限らず私の家族はみんなそうです。幸せ!!!!!!!
二日目は以上!

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